部屋の隅に置いてある、使わなくなった家具。処分しないのは、「面倒だから」という理由が大きいのではないでしょうか?
いまは、粗大ゴミを捨てるのにもお金がかかる時代ですから、なかなか思い切って処分できない家庭も多いようです。
でも、いつかは処分するタイミングが来ますよね。
「断捨離しようと思うので、家具を捨てたい」
「引っ越し先で新品を買うから、古い家具はいらない」
「家具を捨てれば、引っ越し代金の節約になる」
大きな家具を処分するのは一苦労。しかも、家具によって捨て方が変わってきます。
ゴミとして出すなら、住んでいる自治体のゴミ収集ルールをチェックしなければなりません。「面倒だな…」と思ったら、お金を出して業者に持っていってもらう方法もあります。
特に引っ越しの予定がある方は、家具を処分する良いタイミングです。今回は、引っ越しするときに上手に家具を処分する方法をご案内します。
◆いらない家具、捨てる?引き取ってもらう?それとも売れる?
最近は「タダでもいらない」という言葉を聞くようになりました。これは、物を捨てるのにもお金がかかる時代になったことを感じさせますね。
さらに、高かった家具、長年使った家具は、できれば捨てるのではなく次の誰かに使ってほしいという気持ちもあると思います。では、家具を処分する方法にはどんなものがあるのでしょうか?
大きく分けると「捨てる」「引き取ってもらう」「売る」という感じでしょうか。
ここではまず、捨てる時の具体的な方法を見ていきましょう。
(1)家具を捨てたい人は?
- 粗大ゴミとして捨てる
大きな家具は、粗大ゴミとして自治体のゴミ収集ルールにそって、回収してもらいましょう。粗大ゴミの回収には料金がかかる自治体が大半です。
一般的には、粗大ゴミシールを指定店舗で購入し、それを貼って、自治体にゴミ収集を申し込むルールが多いようです。指定された日に、自宅前にシールを貼った家具を出しておくと、回収してもらえます。
もう少し節約したい人は、自分で自治体のゴミ収集所へ持ち込む方法があります。
軽トラックなどに自分で家具を積んで持っていけば、粗大ゴミシールよりも安い料金で引き取ってもらえることが多いでしょう。
粗大ゴミのルールは住んでいる場所で異なるので、自治体のホームページなどで、詳しく確認してください。
[ちょっとした裏技]
「粗大ゴミシールも安くないな」と思う場合、燃えるゴミなどのルールに沿って捨てる方法もあります。
たとえば木の椅子。一片が「○○cm以下」など燃えるゴミとして捨てていい大きさまで分解すれば、ゴミ袋に入れることができますよね。
そのため、ホームセンターなどで、電動のこぎりを買ってきて、椅子を木片になるまで細切れにして捨てるという方法があります。
ただし、電動のこぎりの代金が粗大ゴミシールより高いと、結局お得ではありませんので注意しましょう。
それから、粗大ゴミを切って小さくしても一般ゴミとして出してはいけない自治体もありますので、事前に確認することが大切です。
次号では、引き取ってもらう時の具体的な方法を紹介します。